義歯のフィット感を高める接着剤活用法

義歯を使用する方にとって、適切に装着できる接着剤は非常に重要です。装着がずれると噛み合わせが悪くなり、食べかすが残りやすくなります。本稿では、ストリップ、ペースト、パウダーの3種類の接着剤の特徴と、正しい使用手順をご紹介します。

ストリップ型接着剤

事前に形が整えられたシート状の接着剤で、液体がはみ出す心配がありません。歯と歯茎の間にシールを作り、しっかりと固定します。特に唾液が多い方や、下顎が狭い・平らな方に適しています。

  1. ストリップを義歯の形に合わせてカットし、余分が出ないようにします。
  2. カットしたストリップを義歯に貼り付け、口に入れて数秒間保持します。唾液と反応して固まります。
  3. 装着感を確認し、どのくらいの時間で緩むかをメモしておきます。

ペースト型接着剤

最も一般的で、さまざまなフレーバーがあります。しっかりとした保持力が期待でき、正しい手順で使用すれば快適です。

  1. 酢や発泡性義歯クリーナーで義歯をしっかり洗浄します。
  2. 歯ブラシでプラークや汚れを除去し、十分にすすぎます。
  3. 上顎用のペーストを取り、歯茎に沿って上部の義歯に塗布します。
  4. 同様に下顎用の義歯にも塗布します。
  5. 余分な唾液を水で洗い流します。
  6. 上下の義歯を所定の位置に合わせ、約10秒間しっかり噛み締めます。
  7. 余分なペーストは洗面用タオルで拭き取るか、炭酸飲料で溶かすと簡単に除去できます。

パウダー型接着剤

粉末を義歯に振りかけ、唾液で活性化します。固着力は高いものの、取り外す際は簡単に洗い流せます。

  1. 発泡性義歯クリーナーで義歯を洗浄します。
  2. 歯ブラシでプラークや汚れを除去し、すすぎます。
  3. 上顎・下顎の義歯の接触面に粉末を均等に振りかけます。
  4. 余分な粉末は軽く振って落とします。
  5. 口内を水でゆすぎ、余分な唾液や食べかすを除去します。
  6. 義歯を所定の位置に合わせ、約10秒間しっかり噛み締めます。

以上の手順を守ることで、義歯の装着感が向上し、食事中の不快感や食べかすの残留を防げます。

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