痛みと腫れを伴う歯茎の治療法は?

痛みと腫れを伴う歯茎は、主に歯周病の一種である歯肉炎が原因です。必ずしもすべてが歯肉炎とは限りませんが、まずはそれを疑うのが妥当です。歯肉炎は一般的で予防可能な疾患です。歯垢が長時間歯に残り、歯石に変化すると発症します。歯石はブラッシングやフロスだけでは除去できず、歯の表面に付着したまま細菌の温床となり、歯根部の歯肉を刺激・感染させます。その結果、腫れ、痛み、出血が起こります。

歯肉炎の治療

歯肉炎の治療第一歩は、歯科医師による徹底的な歯石除去(スケーリング)です。原因となる歯石は自宅で除去できないため、専門的なクリーニングが必要です。歯茎がすでに炎症を起こしている場合、処置は多少不快に感じることがあります。クリーニング後は、抗菌性のマウスウォッシュを使用して残存する細菌を除去します。毎日の入念なブラッシングとフロスで口腔衛生を保てば、歯茎は短期間で回復します。

適切な治療の重要性

歯肉炎は軽度に思われがちですが、適切に治療しないと深刻な合併症を招く可能性があります。放置された歯肉炎は進行して歯周炎となり、最終的に歯の喪失や、メリーランド大学医学センターが指摘するように心筋梗塞や脳卒中のリスク増大につながります。また、歯周炎を抱える妊婦は早産の確率が高くなることが知られています。

痛みを伴う歯茎のその他の原因

歯肉炎が原因でないと考える場合、他にもいくつかの疾患が痛みと腫れを引き起こすことがあります。米国国立衛生研究所によると、ウイルス性・真菌性の感染、栄養失調、合わない義歯、妊娠、歯磨き粉やマウスウォッシュへの過敏症、ジラントン(Dilantin)やフェノバルビタール(Phenobarbital)などの処方薬、壊血病(ビタミンC欠乏症)などが挙げられます。腫れに発熱やインフルエンザ様症状が伴う場合は、感染症の可能性があるため医師の診察を受けてください。義歯装着者や妊娠中の方は、歯科医や産科医に相談し、口腔内の合併症がないか確認しましょう。壊血病は米国では稀ですが、ビタミンCを大量に投与すれば効果的に治療できます。歯磨き粉やマウスウォッシュに対するアレルギーが疑われる場合は、別の製品に変えて症状が改善するか確認してください。処方薬が原因と考えられる場合は、すぐに担当医に相談し、薬の中止や変更を検討する必要があります。

自宅でできる対処法

腫れた歯茎に対するシンプルな自宅療法として、レモン水でうがいする方法があります。沸騰したお湯に新鮮なレモン果汁を絞り、少し冷ましてから口に含み、通常のマウスウォッシュのようにゆすぎます。1日2回程度繰り返すと、歯茎は徐々に元の大きさに戻り、口臭の軽減にも効果があります。

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