ベジタリアン食と糖尿病管理
概要
糖尿病は米国で2000万人以上、人口の約7%が罹患しています。食事は血糖コントロールと合併症予防に直結する重要な要素です。
研究結果
テキサス大学サウスウェスタン医療センターが実施し、2000年5月のNew England Journal of Medicineに掲載された研究では、食物繊維が豊富なベジタリアン食が血糖値とコレステロールを有意に低下させ、過剰インスリン血症(高インスリン血症)を改善することが示されました。
また、Diabetes Care に掲載された記事によると、低脂肪ヴィーガン食は糖尿病患者の薬剤投与量を減らす効果があると報告されています。
ベジタリアンの種類
ベジタリアンは大きく3つに分かれます。
- ラクト・オボベジタリアン:卵と乳製品を摂取。
- ラクトベジタリアン:乳製品は摂取するが卵は摂らない。
- ヴィーガン:卵も乳製品も摂らない。
いずれも果物、野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ、種子を中心とした低脂肪・低コレステロール・高食物繊維の食事です。
ベジタリアン食のメリット
肉中心の食事に比べてカロリーが低く、体重減少につながります。体重が減るとインスリン抵抗性が改善され、血糖の取り込みがスムーズになります。
さらに脂肪とコレステロールが少ないため、心臓病や腎臓病といった糖尿病の合併症リスクを低減します。
導入時の留意点
ベジタリアン食への切り替えを検討する際は、必ず主治医と相談してください。まずは赤身肉を減らすなど段階的に始め、完全にベジタリアンになる必要はありません。
食事だけでなく、定期的な運動も糖尿病管理に不可欠です。バランスの取れた生活習慣が健康維持の鍵となります。
