マクロビオティック食とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)

マクロビオティック食

マクロビオティック食は、全粒・未精製食品を中心とした食事法です。基本は完全菜食ですが、サーモンなどの魚を許可します。主食は大麦、スペルト小麦、玄米などの全粒穀物が50〜60%を占め、野菜が25〜30%、残りは豆類・海藻・味噌です。魚やナッツは週に1回程度に限定し、加工食品、チョコレート、乳製品、卵、果物は厳禁です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは気流が制限され呼吸が困難になる肺疾患で、主に肺気腫と慢性気管支炎の2型があります。症状は咳、喘鳴、息切れ、疲労、頻繁な呼吸器感染、足や脚のむくみなどです。最も一般的な原因は喫煙です。

治療と食事の関係

マクロビオティック食の提唱者である大沢哲生氏は、がんを含むすべての病気は食事で予防・治療できると主張しました。これは、食物とミネラルのバランスや植物性エストロゲン(大豆製品に含まれる)の摂取増加が体内環境を整えるという考え方に基づきます。しかし、米国がん協会は現在、マクロビオティック食ががんや他の疾患を治癒・予防できるというランダム化比較試験の結果はないとしています。米国国立補完代替医療センターは、がん予防効果を調べる研究に資金提供を行っています。

大豆ミルクの効果

マクロビオティック食では、豆腐や大豆ミルクなどの大豆製品が許可されています。2009年にCurtin Health Innovation Research Instituteが実施した研究では、1日50g以上の大豆製品を摂取した人はCOPDの発症リスクが低下し、肺機能の改善が認められました。

その他の注意点

食事に加えて、COPD患者は禁煙、医師と相談した気道拡張薬の使用、呼吸リハビリや定期的な呼吸訓練、感染予防のための対策、冷たい空気の回避などが重要です。

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