マクロビオティックダイエットとがん治療
マクロビオティックは単なる食事法ではなく、東洋の知恵と陰陽という普遍的な原理に基づく哲学・生活様式です。近年の研究では、乳製品がなくても骨粗鬆症の予防が可能であることや、動物性タンパク質の過剰摂取ががん・心疾患・糖尿病のリスクを高めることが示されています。マクロビオティックで推奨される主な食品は、全粒穀物、豆類、野菜、海藻です。
基本原則
米国のマクロビオティック運動の指導者であるミチオ・クシによれば、がんは主に不適切な食生活が原因で細胞が乱れる疾患です。高脂肪・低繊維の典型的なアメリカ食に代わる、常識的な代替食としてマクロビオティックが提案されています。植物中心の食事は、がんの成長を抑制・予防する効果が期待されています。
食事指針
マクロビオティックの基本的な配分は、全粒穀物が全体の50〜60%、野菜が25〜30%、そして野菜・海藻・穀物・豆類を使ったスープが5〜10%です。可能な限り有機栽培の野菜を選びましょう。
推奨食品
がん予防に有効とされる食品は多数あります。例として、リチャード・ウォルターズ著『代替がん治療ブック』によれば、発酵大豆・穀物・海塩で作る味噌汁を毎日飲むと胃がんの発生率が低下するとされています。海藻(昆布、わかめ、のりなど)は腫瘍の縮小や放射性物質の腸内吸収抑制に効果があると報告されています。また、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツ、芽キャベツ、カブなどの十字花科野菜は強力ながん抑制食品として広く認識されています。
禁忌食品
マクロビオティックでは、化学添加物や過度に加工・塩分の高い食品、電気調理の使用を避けるよう指導しています。肉類、家禽、卵、乳製品といった脂肪分の多い動物性食品は一切摂取しません。また、果汁、缶詰・冷凍食品、コーヒー、市販の紅茶、人工甘味料や精製された砂糖も禁止です。
注意点
進行がん患者がマクロビオティックだけに頼って治癒を期待するのは、奇跡を待つことに等しいでしょう。マクロビオティックは健康回復を支援する有力な食事法ですが、単独でがんの根本治療になるわけではありません。医療専門家の指導と併用することが重要です。
