乾燥藻類の活用方法とは
スミソニアン国立自然史博物館によると、219,000種以上の藻類が淡水・海水・陸上、さらには雪や氷の中まで生息しています。乾燥した藻類は、食料や水質浄化、魚の飼育におけるさまざまな用途で活用されています。
藻類による細菌増殖の抑制
-
Tetraselmis suecica(T. suecica)は、微細な海洋緑藻で抗菌作用が期待されています。2006年4月号『Journal of Fish Diseases』の研究では、乾燥T. suecica を餌に与えると、アトランティックサーモンが細菌感染に対する抵抗力を高め、タンク水中の細菌総数も減少することが報告されました。
魚の餌としての藻類
-
微細藻類は養殖魚の餌としても注目されています。2001年2月号『Aquaculture』に掲載された研究では、凍結乾燥した Nannochloropsis gaditana と Isochrysis galbana を地中海沿岸で養殖されるギルヘッド・シーブレム(鯛)の稚魚に与えると、ライブ藻と同等の栄養効果が確認されました。
人間の食料源
-
2000年12月号『Journal of Applied Phycology』では、乾燥藻類が人間の食料として利用されている例が紹介されています。シアノバクテリアの Spirulina platensis と S. maxima は、1980年代からオレゴン州クラムス湖で商業的に採取され、1998年以降は年間100万キログラム以上の生産量を誇ります。
タンパク質・窒素源としての藻類
-
1960年代にさかのぼり、凍結乾燥藻類は人間の窒素・タンパク質供給源として研究されてきました。1965年8月号『The Journal of Nutrition』の報告では、緑藻 Scenedesmus obliquus の乾燥粉末が窒素の良好な供給源であり、20日間の摂取でも健康への影響が認められなかったとされています。
