レスベラトロールとは?

レスベラトロールは、ブドウの皮や特定の植物の根、種子などに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用が注目されています。フランスの「フランスパラドックス」―飽和脂肪の摂取が多くても心血管疾患の発症率が低い―の説明としても取り上げられ、サプリメントとしての利用が関心を集めています。

レスベラトロールの定義

植物は真菌や紫外線、ストレスから身を守るためにレスベラトロールを合成します。これはポリフェノールに分類され、体内の活性酸素(フリーラジカル)を除去し、細胞の酸化ダメージを軽減する抗酸化剤として働きます。

レスベラトロールの由来

1940年に白ヘレボーレの根から初めて発見され、1963年にはツルアヤメ(Polygonum cuspidatum)の根が最も豊富な天然供給源であることが判明しました。その後、ブドウの皮に多量に含まれることが明らかになり、ワインの心血管保護効果との関連が注目されました。

インフルエンザAへの抑制効果

2005年に『Journal of Infectious Diseases』で報告されたマウス実験では、レスベラトロールがインフルエンザAウイルスの増殖を阻害することが示され、抗インフルエンザ薬としての可能性が示唆されています。

レスベラトロールを含む食品

培養細胞や動物実験でがん細胞増殖抑制や寿命延長が確認されていますが、人への効果はまだ不明です。現時点での摂取方法としては、食事からの摂取が推奨されます。代表的な食品はピーナッツ、ブルーベリー、クランベリー、ブドウです。

レスベラトロールと大腸がん

カリフォルニア大学アーバイン校が2005年に開始し、2009年に完了予定の研究では、レスベラトロールがWntシグナル伝達経路に及ぼす影響を調べています。Wnt経路は大腸がんでしばしば異常をきたすため、レスベラトロールがこの経路を調整できるかが注目されています。

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