イラクサの活用法と注意点
調製方法
イラクサの葉や根は、ティー、エキス、チンキ、クリームに利用できます。乾燥葉または乾燥根 3〜4 小さじを沸騰した水 2/3 カップに入れ、3〜5 分抽出してティーにします。新鮮な葉でも同様に浸出できますが、葉は刺々しいので手袋を推奨します。1 日に 3〜4 カップのティーを飲むと効果的です。目安として、乾燥葉 2〜4 g を1日3回、根エキス 1.5 ml を1日3〜4回、葉エキス 2〜5 ml を1日3回、根チンキ 1〜4 ml を1日3〜4回摂取します。
医療用途
古くから筋肉・関節痛、関節炎、痛風、貧血、湿疹に用いられ、近年は前立腺肥大による排尿障害の緩和に利用されています。使用前に前立腺がんの有無を確認する診断が推奨されます。その他、尿路感染症や花粉症、捻挫・肉離れ・腱炎、虫刺されにもクリームが使用されます。利尿作用があるため、十分な水分補給が必要です。
研究結果
前立腺への効果は、ソーパルメットなど他のハーブと併用した方が高いと報告されています。根エキスは前立腺薬と同等の症状緩和効果がありますが、前立腺サイズの縮小は見られません。関節炎への効果は結論が出ていないものの、歴史的に使用されています。NSAIDと併用すると鎮痛薬の使用量を減らせる可能性があります。動物実験では血糖値・血圧低下が示されていますが、人へのエビデンスは不足しています。
副作用と注意点
一般的には安全とされていますが、軽い胃部不快感、むくみ、じんましん、発疹が起こることがあります。妊娠中の使用は禁忌です。血液凝固に影響するため、ワルファリン、プラビックス、アスピリンなどの抗凝固薬、ACE阻害薬やβ遮断薬などの降圧薬、利尿剤を服用中の方は使用を避けてください。
