ナットウキナーゼとルチンの違い
ナットウキナーゼとルチンは、異なる原料から得られる化合物で、人体に対する健康効果も異なります。どちらも心血管系にプラスの効果がありますが、その他の特性は大きく異なります。
分子の種類
- ナットウキナーゼは酵素です。酵素は化学反応を触媒し、反応速度を上げるタンパク質構造です。ナットウキナーゼは、哺乳類の血液に自然に存在するプラスミンに似た働きをし、血管内の不要な血栓を溶解します。
- ルチンはバイオフラボノイドです。バイオフラボノイドは植物や果実、野菜に含まれる色素で、ビタミンCの効果を増幅させます。
供給源
- ナットウキナーゼは大豆を発酵させて作る日本の伝統食品「納豆」の中でのみ生成されます。他の大豆製品には含まれず、自然界にも存在しません。
- ルチンは様々な植物、果実、野菜に自然に含まれます。特にそばが最も豊富な供給源ですが、柑橘類やリンゴの皮にも多く含まれます。
健康効果
- ナットウキナーゼはプラスミンと同様にフィブリンを分解し、血小板がくっつく血栓形成を防ぎます。その抗凝固作用により血液がやや薄くなり、循環が改善され、動脈の硬化や狭窄を予防します。
- ルチンは抗炎症、抗ウイルス、抗酸化作用を持ちます。毛細血管を強化し、静脈性むくみ(静脈に液体がたまる状態)を防ぐ効果があります。むくみは血管に圧力をかけ、末梢への血流を妨げます。
