塩化カリウムの副作用と危険性
カリウムは血圧調整や神経・筋肉機能の維持に不可欠な栄養素です。食事だけで十分な量が摂取できない場合、サプリメントとして塩化カリウムがよく用いられます。医師の指示に従えば安全ですが、誤った使用は健康に深刻な害を及ぼすことがあります。
副作用
最も一般的な副作用は胃腸障害で、腹痛、吐き気、嘔吐、膨満感、下痢などが報告されています。稀に腸潰瘍を引き起こすこともあります。食後に服用すると症状を軽減できます。
過剰摂取
18 g以上の大量摂取は致命的です。致死注射にも使用されるほどで、血中カリウム濃度が危険なほど上昇する「高カリウム血症」を引き起こします。症状は筋肉の疲労・脱力、異常心拍、胃部不快感で、重症例では麻痺や心停止に至ります。緊急の医療介入が必要で、薬物療法や透析が行われます。
薬剤との相互作用
カリウム保持性利尿薬(アミロリド、スピロノラクトン、トリアムテレーン)やACE阻害薬(カプトプリル、エナラプリル)と併用すると血中カリウムが過剰になりやすく、重篤な高カリウム血症のリスクが高まります。併用は医師の厳格な管理下でのみ行うべきです。
リスクが高い要因
子どもや乳児は成人に比べ必要量が少ないため、少量でも高カリウム血症を起こしやすいです。また、高齢者や腎機能障害を持つ人もリスクが増大します。
アレルギー
アレルギーは稀ですが、発疹、かゆみ、顔や口腔の腫れ、呼吸困難、めまいなどが現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。
