減量に使われるエフェドリンHClの実態とリスク
エフェドリンHClはかつて多くの減量サプリに使用されていましたが、2004年に米国食品医薬品局(FDA)は減量目的の使用を禁止しました。現在は気管支拡張薬として医療用に供給されていますが、アスピリンやカフェインと組み合わせて過去の減量製品を再現しようとするケースがあります。
マオウ(エフェドリンの原料)
エフェドリンは古代中国で初めて利用されました。エフェドリンHClの抽出元であるマオウは、肺の疾患治療に用いられていました。
減量効果
エフェドリンHClは体温を上昇させ、食欲抑制作用があります。このため、1990年代後半から2000年代初頭にかけて多くのサーマジェニック製品に配合され、体温上昇で脂肪を燃焼させると宣伝されました。
有効性
米国医学誌(JAMA)に掲載された研究では、エフェドリンは短期間の減量に一定の効果があると結論付けられましたが、健康リスクは利益をはるかに上回ると指摘されています。
注意点・副作用
エフェドリンHClの副作用には、心拍数増加、吐き気、血圧上昇、不安、イライラ、心筋梗塞、脳卒中、最悪の場合死に至ることもあります。これらのリスクは軽視できず、減量のための「奇跡の薬」として使用すべきではありません。安全かつ効果的に体重を減らすには、適切な食事と運動が唯一の方法です。
