カルシウムを過剰に摂取するとどうなるか?
お母さんが「骨を丈夫にしたいなら牛乳を全部飲みなさい」と言っていたかもしれませんが、飲みすぎはどうでしょうか?実際に血中カルシウムが高くなる(高カルシウム血症)ケースは、食事やサプリだけで起こることは稀です。
副甲状腺機能亢進症
高カルシウム血症の大半は、1つ以上の副甲状腺が過剰に働くことが原因です。副甲状腺はカルシウム濃度を調整し、特に閉経後の女性に多く見られます。
腎臓への影響
高カルシウム血症は腎機能を低下させます。余分なリンとカルシウムが結晶化し、血管や腎臓に石灰化(カルシフィケーション)を起こして血流を阻害します。これにより肺疾患、心疾患、関節痛、さらには腎結石や腎不全を招くことがあります。
他のミネラルの吸収阻害
カルシウムが過剰になると、亜鉛、マグネシウム、鉄などの必須ミネラルの吸収が妨げられます。
その他のリスク
重度の高カルシウム血症は、骨粗鬆症(骨が薄くなる病)、神経系の機能障害、そして不整脈(心拍リズムの異常)を引き起こす可能性があります。
推奨摂取量
米国栄養補助食品局(Office of Dietary Supplements)の推奨は、健康な子ども・ティーン(9〜18歳)は1日あたり1,300 mg、成人(19〜50歳)は1,000 mg、50歳以上の成人は1,200 mgです。既往症がある場合は、医師に適切な摂取量を相談してください。
