鉄過剰摂取がもたらす影響
鉄は市販のサプリメントとして多くの店舗で入手可能です。過剰摂取、すなわち鉄の過量摂取は、意図的でも偶然でも起こり得ます。特に子どもは、鉄を含む小児用または成人用ビタミンを誤って飲み込むことで過剰になることが多いです。
消化器系への影響
鉄は胃や腸の粘膜を直接刺激し、腐食させます。大量に摂取した場合、6時間以内に激しい嘔吐、下痢、腹痛、脱水症状が現れます。子どもの場合、嘔吐物や便に血が混じることがあります。適切な医療処置を受ければ、症状は6〜24時間で軽減し始めます。
神経系への影響
重度の鉄過剰はショックや死亡に至ることがあります。大量摂取後30分から1時間以内に昏睡状態になることもあります。体重1kgあたり50mg以上の鉄を摂取した場合を「重度中毒」と定義します。その他の症状として、めまい、痙攣、寒気、発熱、頭痛などが報告されています。
皮膚への影響
過剰摂取により皮膚が蒼白になったり(貧血様の蒼白)、唇や爪が青紫色になることがあります。また、顔面紅潮がみられることもあります。症状の有無に関わらず、鉄の過剰摂取が疑われる場合は速やかに医療機関を受診してください。
