カルシウムサプリメントの選び方と効果
種類
市販されているカルシウムサプリの約85%は炭酸カルシウムです。炭酸カルシウムは炭素と酸素と結合したカルシウムの塩で、錠剤や嚙みタイプ(制酸剤)で販売されています。もう一つの形態はクエン酸カルシウムで、主に嚥下用錠剤として提供されています。
特徴
成人は1日あたり1,000〜1,300 mgのカルシウムを食事またはサプリで摂取すべきです。妊娠・授乳中の女性はさらに多く必要となり、食事だけで足りない場合は、妊婦用ビタミンに加えてカルシウムサプリを摂取します。サプリのラベルには1日あたりの服用錠数が記載されています。
炭酸カルシウムとクエン酸カルシウムは体内での吸収率は同等ですが、炭酸カルシウムの方がカルシウム含有量が高く、同等量のカルシウムを得るにはクエン酸カルシウムの錠数が多く必要です。そのため、クエン酸カルシウムは価格が高めです。
考慮すべき点
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、ビタミンD配合のサプリを選ぶと効果的です。ラベルに「USP」の表記があるか確認しましょう。USPは米国薬局方の基準を満たすことを示し、品質と溶解性が保証されています。また、同じ価格でも1錠あたりのカルシウム量が異なるため、1日当たりの摂取量を比較してください。
誤解
食事やマルチビタミンだけで十分なカルシウムが摂取できると考える人が多いですが、実際はそうではありません。牛乳やチーズ1杯(約200 ml)で約300 mg、マルチビタミン1粒で約250 mg程度しか含まれません。多くの成人、特に女性は医師からカルシウムサプリの摂取が推奨されます。
予防・対策
骨粗鬆症のリスクが高い女性(アジア人・白人、家族に骨粗鬆症の既往がある方)は、若い頃からカルシウムサプリを取り入れることが勧められます。血中カルシウムが不足すると、体は骨からカルシウムを取り出し、結果として骨密度が低下し、骨折リスクが増大します。カルシウムとビタミンDを十分に摂取することで、将来的な骨粗鬆症の予防につながります。
