WINNI-V(ウィニーV)の副作用とリスク
概要
WINNI-Vは、メーカーが「処方箋不要」と宣伝するアナボリックステロイドです。実質的にはスタノゾロール(Winstrolの有効成分)で、貧血や一部のがん治療薬として医療現場でも使用されてきました。筋肉増強や持久力向上を目的に摂取する人が増えていますが、重大な副作用リスクが伴います。
歴史
Winstrolや他のアナボリックステロイドの健康被害が問題視された結果、1990年に米国で「Anabolic Steroid Control Act(アナボリックステロイド管理法)」が制定され、スタノゾロールは規制対象薬物となりました。その後、メーカーは米国内での販売を中止しました。
副作用の種類
男性にみられる主な副作用
- にきびの増加
- 乳腺肥大(女性化乳房)
- 頻繁な勃起や排尿回数の増加
女性にみられる主な副作用
- にきびの増加
- クリトリスの腫れ
- 声の低下(声変わり)
- 月経不順
- 体毛の過剰成長や頭髪脱毛
薬物相互作用
ヘパリンなどの抗凝固薬と併用すると、制御不能な出血を引き起こす可能性があります。薬剤を併用する場合は必ず医師に相談してください。
リスク
スタノゾロール使用中に「肝血管腫(peliosis hepatis)」と呼ばれる、肝臓や脾臓に血液で満たされた嚢胞ができる重篤な状態が報告されています。また、稀に肝臓の悪性腫瘍が形成されることも知られています。
使用上の注意点
スタノゾロールは胎児の発育に対して毒性があるため、妊娠中の使用は絶対に禁じられています。さらに、乳がん、糖尿病、前立腺肥大・前立腺がん、心臓・腎臓・肝臓に疾患がある方は、重篤な副作用のリスクが高まるため使用を避けるべきです。
