タンパク質サプリメントの危険性

タンパク質サプリは、脂肪を減らしたり筋肉量を増やしたり、エネルギーを補給したりする目的で多くの人が利用しています。歴史は長く、効果が期待できる一方で、過剰摂取が長期的に健康に害を及ぼす可能性があると指摘する研究もあります。

歴史

  • 1930年代後半、ユージン・シフは乳清(ホエイ)を人が摂取できる形に加工する技術を開発し、シフ・バイオフーズ社を設立して初のタンパク質サプリメントを製造・販売しました。第二次世界大戦中は保存性の高い食品需要が増え、粉ミルクや卵、豆タンパクなどが普及しました。しかし1977年、米国食品医薬品局(FDA)は液体タンパク質サプリを減量目的で使用した女性16人の死亡例を報告し、危険性を警告しました。

誤解

  • ウェイトリフティングやボディビルを行う人は、サプリでタンパク質を増やせば筋肉が速くつくと考えがちです。しかし、余分なタンパク質は筋肉量や筋力の向上に大きく寄与しません。むしろ過剰摂取は体に害をもたらす可能性があります。

影響

  • タンパク質サプリを過剰に摂取すると、体内に有害なケトン体が蓄積し、腎臓がそれらを排出する負担が増します。その結果、脱水症状や腎機能の低下が起こりやすくなります。また、骨密度の低下やがんリスクの上昇とも関連が指摘されています。

考慮すべき点

  • 若年層の男性・女性は、体形をすぐに変えられると期待してサプリを利用しがちです。サプリメーカーは『短期間で体重を増減できる』と宣伝しますが、すべての製品がFDAの審査を受けているわけではありません。市場に出回る製品が多数あるため、規制当局がすべてをチェックできない現状があります。

予防策

  • 自分が摂取するタンパク質量を管理しましょう。推奨される1日のタンパク質摂取量は、体重1ポンド(約0.45kg)につき0.36g、総カロリーの約15%が目安です。また、サプリを使用する前に成分や製造元を十分に調査することが重要です。

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