ベタイン(トリメチルグリシン)とベタイン塩酸塩の効能と使用法

ベタイン(トリメチルグリシン、TMG)はメチル供与体の一種で、ベタイン塩酸塩は穀物に含まれるベタインの酸性形態です。『The Natural Pharmacy』共著者のアラン・ガビー博士によれば、両者は体内のさまざまな機能にとって重要とされています。

ベタイン(トリメチルグリシン)の用途

  • ガビー博士は「ベタイン(TMG)は肝機能の維持、細胞増殖、解毒反応に不可欠」と述べています。主な利用目的は以下の通りです。

    • ホモシステイン血中濃度の低下:動脈硬化や骨粗鬆症のリスク低減に寄与。
    • 肝炎やシステイン代謝異常の遺伝性疾患の補助療法。
    • サプリメントとして肝機能の予防的サポートや既存の肝障害の改善。
    • ドライマウス(口腔乾燥症)対策として歯磨き粉に配合。

ベタイン塩酸塩の用途

  • ベタイン塩酸塩は穀物に自然に含まれ、胃酸が不足している人の代替として用いられます。主な適応症は次のとおりです。

    • ロゼーシア、喘息、慢性カンジダ症、ヘルペス様皮膚炎。
    • 食物アレルギー、胆石、逆流性食道炎(GERD)、蕁麻疹、消化不良。
    • 鉄欠乏性貧血、関節リウマチ、白斑(ヴィティリゴ)。

欠乏症

  • ベタイン(TMG)は必須栄養素ではないため、欠乏症は報告されていません。一方、ベタイン塩酸塩は胃酸低下に起因する欠乏が考えられ、喘息やアレルギー、胆石など慢性疾患を抱える人に見られることがあります。

用量

  • ベタイン(TMG)の推奨摂取量は、1日3回までで1回あたり1,000〜2,000 mgです。

    ベタイン塩酸塩は胃酸低下が診断された場合にのみ使用し、1回あたり325〜600 mgを食事とともに服用します。必ず医師の診断を受けてください。

相互作用・副作用

  • ベタイン(TMG)には報告された副作用はありません。

    ベタイン塩酸塩は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド系薬剤、潰瘍リスクのある薬と併用しないことが推奨されます。副作用として胃部の灼熱感が起こることがあります。

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