パパイン(パパイヤ酵素)の役割と利用

人気の手軽な万能薬

パパインは安価で大量に生産できる酵素で、細胞内の化学反応を促進します。アレルギー反応を起こす人もいますが、潰瘍の治療や腫れの軽減、椎間板ヘルニアや神経圧迫への注射療法にも利用されています。経口摂取すると胃を保護し、たんぱく質の消化を助けます(ただし、Papain Foam などの医薬品は消化目的ではありません)。酵素は死んだ皮膚や膿を分解し、創傷の回復時間を短縮し、炎症や悪臭も抑えます。

生産

パパイヤの果実と樹皮にはパパインとキモパインという2つの酵素が含まれます。キモパインの含有量は多いものの、パパインは約2倍の活性を持ちます。1933年にスリランカが主要供給国でしたが、5年後に東アフリカが商業生産を開始し、現在は世界最大の供給国となっています。

民間療法の歴史

何世紀にもわたり、パパイヤとその葉は民間薬として利用されてきました。腫瘍やほくろ、あばたに塗布されたり、インドやガーナでは子宮に塗布して人工流産に使われた記録があります。未熟な果実や種子を摂取して流産を促すこともあり、根は回虫駆除に、葉は肉の軟化、石鹸、乾燥させて煙草代わりに吸い、喘息緩和に用いられました。

多様な利用法

同一国内でも、パパインは健康食品店でお茶、下剤、泌尿器系の治療薬、さらには流産補助剤として販売されるほどの万能薬と見なされてきました。

FDAの警告

米国では、2008年末までにパパインを含む外用医薬品の販売停止を求めるFDAの警告が出されました。理由は、永久的な視力喪失、血圧低下、心拍数上昇といった深刻な副作用が報告されたためです。

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