酸素水とは何か?効果と誤解を徹底検証
概要
スーパーマーケットで販売されている「酸素水」は、体内の酸素量を増やすことで運動能力が向上すると謳っていますが、実際の効果は疑問視されています。
効果
酸素は運動パフォーマンスに不可欠で、呼吸によって取り込むことで向上が認められます。一部のプロアスリートは酸素水が効果的と主張していますが、2001年にテキサス女子大学が行ったとされる5kmタイムトライアルの結果は、酸素水を飲んだ方が速かったと報告されています。ただし、この研究は公表されていません。
誤解
実際には、水に酸素を溶かすのは非常に難しく、溶存酸素量は一呼吸分の酸素よりもはるかに少ないです。開封するとほとんどの酸素は大気中に逃げ、腸壁の細胞に吸収されても血液や筋肉に届く量は極めて微量です。
留意点
テキサス女子大学の研究は未発表であり、結果が期待通りでなかった場合に公開されない傾向があります。複数の大学や研究機関が実施した公開された研究では、酸素水がパフォーマンス向上に寄与するという証拠は見つかっていません。
専門家の見解
酸素は肺で取り込むのが主な経路であり、胃から血液へ酸素を供給しても意味のある差は生まれません。酸素摂取で効果が期待できるのは、健康な肺を持つことだけです。
