サウスビーチダイエットの基本と効果的な活用法

概要

サウスビーチダイエットは、アーサー・アガストン博士が考案したベストセラー減量プログラムです。低炭水化物ダイエットと位置付けられますが、維持期には食物繊維が豊富な健康的な炭水化物も取り入れます。2008年1月時点で、同書は2,200万部以上が販売され、150ポンド(約68kg)もの減量に成功した利用者もいます。

基本原則

カロリー摂取を抑え、炭水化物を制限し、運動を重視することで体重減少を促します。ナッツやオリーブオイルなどの良質な脂肪、血糖値の急上昇を防ぐ低GI炭水化物が中心です。加工炭水化物は速やかに吸収され、インスリンの急上昇と食欲増進を招くため、パスタ、パン、シリアル、ジャガイモ、アルコールなどは初期段階で控えます。維持期でもこれらは限定的にしか推奨されません。

3つのフェーズ

サウスビーチダイエットは、次の3段階で構成されます。

  • 導入期(2週間):最も厳しい期間。炭水化物とアルコールは一切禁止し、脂肪の少ないタンパク質、野菜、卵、ナッツを中心に摂取します。
  • 減量期:目標体重に到達するまで続く期間。タンパク質と健康的な脂肪は引き続き重視し、玄米やさつまいもなど低GI炭水化物を少量加えられます。
  • 生活維持期:目標体重達成後。基本は同じ食事原則を守りますが、時折ワインやデザートを楽しむことが許可されます。

カロリーと減量効果

1日あたり約1,200〜1,500kcalを摂取します。導入期では最大13ポンド(約6kg)の減量が期待でき、減量期は週に1〜2ポンド(約0.5〜1kg)のペースで減ります。最初の急激な減少は主に体内の水分が排出された結果であり、脂肪が減っているわけではありません。2段階目以降の減量ペースは現実的です。

運動の推奨

運動なしでも体重は減りますが、定期的な運動で効果が高まります。最新版『South Beach Diet Supercharged』では、10週間のフィットネスプログラムが同梱され、20分のウォーキングと筋力トレーニングを中心に構成されています。書籍にはイラストや手順が豊富に掲載され、正しいフォームで実施できます。

効果と評価

サウスビーチダイエットは体重減少に有効ですが、結局は「消費カロリー > 摂取カロリー」の原則が最も重要です。バージニア大学の研究では、同ダイエットと標準的な低脂肪ダイエットの22名の肥満患者が同等の減量結果を示しました。一方、マサチューセッツ大学医科大学のレビューでは、書籍の栄養情報の67%がピアレビュー論文で裏付けられていないと指摘されています。とはいえ、栄養士のキャスリン・ゼルマン氏など多くの専門家は、サウスビーチダイエットは安全かつ効果的な減量手段と評価しています。

サウスビーチ・ダイエット - 関連記事