ビタミンC錠剤の成分と酸との反応

ビタミンC錠剤の成分

ほとんどのサプリメントは、体内での利用効率が高いとされるL-アスコルビン酸(ビタミンC)の形態を使用しています。錠剤には、結合剤としてコーンスターチやセルロースが含まれることがあります。

パイナップルジュースはビタミンCが豊富です
パイナップルジュースはビタミンCが豊富です

ビタミンCの主な用途

ビタミンCは、壊血病(スコーピー)の予防・治療に欠かせない栄養素です。また、免疫力向上や風邪の症状緩和を目的とした利用もありますが、これらの効果は米国食品医薬品局(FDA)によって正式に認められていません。

ビタミンCと食品中の形態

食品に含まれるビタミンCは主にL-形です。加工やジュースにすると、L-形がD-形に変化します。アスコルビン酸は弱酸で、水中で容易に解離しません。コーンスターチはトウモロコシのデンプンで、数百個のブドウ糖が鎖状に結合しています。セルロースは植物由来の多糖で、数千個のブドウ糖が直鎖状に並んでおり、藻類や緑色植物、細菌などにも存在します。

酸の影響と酸化反応

1951年にスウェーデン食品保存研究所が行った研究では、酢酸5%溶液が2時間以内に果物や野菜中のアスコルビン酸をデヒドロアスコルビン酸に酸化させることが確認されました。酢酸より弱い乳酸は酸化に時間がかかり、水だけでは酸化しませんでした。この結果は、pHがアスコルビン酸より低い(酸性が強い)酸は、ビタミンCを含む食品の保存には不適であることを示しています。

ビタミンC錠剤に含まれるコーンスターチやセルロースは、胃酸(塩酸)などの強酸性環境下で分解され、より小さな分子に変化します。これにより、消化が促進されます。

ビタミンCの利点

弱酸性の特性により、食品保存やフィルム形成時の還元剤として利用できます。

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