Depakoteによる体重増加と減量対策
運動
運動は体重管理の第一の防御策であるだけでなく、双極性障害患者にとっては自然な気分安定剤でもあります。
特に有酸素運動(ランニング、サイクリング、エリプティカル、バスケットボール、水泳など)は心拍数を上げ、発汗させることで、双極性障害の症状に大きなプラス効果をもたらします。
薬剤と投与量の調整
Depakote(デパコート)をはじめ、Zyprexa(ジプレキサ)、Seroquel(セロクエル)、Risperidone(リスペリドン)は体重増加の副作用が報告されています。体重増加が健康や自己評価に影響を及ぼす場合は、担当医と相談して以下の方法を検討してください。
- 投与量の調整:Depakoteやリチウムなどの古い気分安定薬では、投与量と体重増加の間に相関があるとされています。減量は体重減少につながる可能性がありますが、必ず医師の監督下で行ってください。
- 薬剤の変更:Lamotrigine(ラモトリジン、商品名Lamictal)は体重増加と無関係で、抗うつ効果も期待できる比較的新しい薬です。ただし、全ての患者に最適というわけではないため、専門医と相談の上で選択してください。
体重増加対策薬(アンチドート)
一部の薬剤はDepakoteの体重増加副作用を軽減するとされています。
- メトホルミン(商品名Glucophage):糖尿病治療薬で、ベネズエラや米国シンシナティの研究で、Depakote使用者の体重増加抑制や減少効果が示されています。
- H2ブロッカー(Pepcid AC、Axid):胃酸分泌を抑える薬で、体重増加の抑制に役立つ可能性があります。ただし、Axidに関する研究は製薬会社の資金提供があるため、エビデンスは限定的です。
これらの薬を併用する際は、必ず精神科医または医師に相談してください。薬の組み合わせは体内化学に大きな影響を与えるため、危険を伴います。
