乳児の眼筋異常とその治療法
生後数か月の赤ちゃんは目が不安定で、時に斜視(交差視)に見えることがありますが、通常は4か月以内に自然に改善します。4か月を過ぎても目の位置が揃わない場合は、眼筋の問題である斜視が疑われます。斜視は目が内側または外側にずれ、正しく焦点を合わせたり物体を追跡したりできなくなります。早期に発見すれば、治療は比較的容易です。
内斜視(エソトピア/交差視)
- エソトピアは目が内側に向く状態で、赤ちゃんや幼児では一時的に見えることがあります。顔の発達とともに改善することが多いですが、眼科医の検査で診断が必要です。
外斜視(エクストロピア/外側斜視)
- エクストロピアは目が外側に向く状態で、エソトピアよりも稀です。顔の特徴が広く見える子どもは外側に目が離れて見えることがありますが、眼科医の診断で実際の斜視かどうかが分かります。
写真テストでの確認方法
- カメラのフラッシュを使用した写真で、瞳孔の中心付近に光の反射(赤眼)が同じ位置に映るか確認します。斜視がある場合、左右の瞳孔で反射位置がずれます。ずれが見られたら眼科受診をおすすめします。
弱視(アンビロピア)への進行
- 斜視を放置すると、目がずれることで片方の眼だけを使うようになり、使われない眼の視力が発達しません。これが弱視となり、最終的に視力低下や失明につながる可能性があります。
治療法
- 斜視は眼筋の位置や長さの異常が原因です。視覚発達に影響し、空間認知や読字障害、まばたき反射の異常で乾燥や感染を招くことがあります。治療は眼鏡やパッチ(遮光)で弱視の眼を強制的に使用させる方法が一般的です。筋肉の位置調整や長さ調整が必要な場合は、眼筋手術が行われます。
眼瞼下垂(ぱたぱた)
- 眼瞼下垂は上まぶたを上げる筋肉が十分に発達せず、まぶたが垂れ下がる状態です。片目または両目に起こり、視界が遮られるため、重症例では手術が検討されます。
