胎児のどの部位が超音波検査で確認できるか
妊娠中の超音波検査では、胎児の成長や発達状態を確認するために、さまざまな部位が観察できます。以下は、一般的に画像として捉えやすい主な部位と、その評価ポイントです。
1. 頭部
頭囲や頭部の形状を測定し、脳室拡大や水頭症などの異常をチェックします。
2. 顔面
目・鼻・口・顎などの顔の特徴が確認でき、口唇裂や顎の形成異常の有無を評価します。
3. 首
首の後ろにある頚部皮下褶(頚部皮厚)を測定し、染色体異常のスクリーニングに利用します。
4. 胸部
心拍の有無や心臓の構造、肺や横隔膜の位置を確認し、先天性心疾患などを検出します。
5. 腹部
胃・肝臓・腎臓・腸管・臍帯などの腹部臓器を観察し、正常な発育を確認します。
6. 四肢
腕・脚・手・足の骨の形成や長さを評価し、骨格の発達状態をチェックします。
7. 背骨
背骨の走行を映し出し、脊髄管欠損や奇形の有無を確認します。
8. 胎盤
胎盤のサイズ、位置、子宮への付着状態を評価し、胎児への栄養・酸素供給の状況を把握します。
9. 羊水
羊水量を測定し、過多や過少といった異常がないか確認します。
10. 性別判定
胎児の体位や妊娠週数により、外性器が映ることがあります。希望すれば性別を知ることができますが、必ずしも判別できるわけではありません。
可視性は妊娠週数、胎児の姿勢、使用する機器の性能、超音波技師の経験に左右されます。特定の部位は特定の時期や角度で見やすくなることがあります。
