子どもの口唇ヘルペス治療ガイド
口唇ヘルペスは、口や鼻、顔の周りにできる小さな水疱で、感染力があります。子どもは食器や日常的な接触でウイルスにさらされやすく、10歳未満で発症することが多いです。根本的な治療法はありませんが、症状を軽減する方法はあります。
口唇ヘルペスの症状を理解する
米国ボストン小児病院によると、口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型(HSV‑1)によって引き起こされます。感染後、初期症状がなく、口内の違和感や歯茎の腫れだけの場合もあります。ウイルスは休眠状態になることもあり、症状が出るまで時間がかかります。活動期になると、口のかゆみや刺激感、唇のチクチク感、膨らんだ水疱が破れてかさぶたになることがあります。頸部のリンパ節腫脹や発熱を伴うこともあるため、症状が現れたら小児科医に相談してください。
治療法
HSV‑1感染に対する根本的な治療法はありません。通常、発症から5〜10日で自然に治りますが、以下の対処で子どもの不快感を和らげることができます。
- 患部に氷嚢や冷たいタオルを当てて痛みを抑える(皮膚に直接氷は当てない)。
- 必要に応じて、アセトアミノフェン(例:タイレノール)やイブプロフェン(例:モートリン、アドビル)を適切な量で投与する。アスピリンは小児でレイ症候群のリスクがあるため使用しない。
- 局所用のリドカインクリームやベンジルアルコールで痛みを緩和できる場合があります。
小児科医が水疱を乾燥させ、周囲の皮膚が割れないようにする軟膏を処方することがあります。指示に従って使用してください。また、二次細菌感染が疑われる場合は抗生物質が必要になることがあります。
発症中は酸味・辛味・塩分の強い食べ物は避け、手洗いを徹底するなど衛生管理を徹底しましょう。HSV‑1が眼に感染すると眼ヘルペスという重篤な疾患になるため、発症中は子どもに目を触らないよう指導してください。
発症リスクを減らすために、ストレス、発熱、風邪、免疫低下、外傷、日光曝露などのトリガーを把握し、できるだけ回避することが重要です。
