子どもの長引く咳の原因と対処法

原因

風邪や連続した風邪の後に、子どもは最大で3週間続く長引く咳を起こすことがあります。副鼻腔や気道の慢性炎症、喘息、アレルギーも咳の持続要因です。アレルギー・喘息学会によると、鼻汁の後流(ポストナザルドリップ)、胃酸逆流、下気道の細菌感染、吸入した異物、タバコの煙などの刺激物、さらには習慣性咳嗽も原因となります。

家庭でできる対処法

子どもの部屋に加湿器や蒸気吸入器を置き、ペパーミントやユーカリ、ローズマリーなどのエッセンシャルオイルを数滴加えると咳が和らぎます。タバコの煙やほこり、ペットの毛、カビなどの刺激物は徹底的に除去しましょう。睡眠に支障がある場合は、短期間の去痰薬や咳止めを使用することがありますが、必ず小児科医に相談して適切な市販薬を選んでください。

医療機関での治療

咳の根本原因に応じた治療が基本です。細菌感染が原因の場合は抗生物質が処方されますが、ウイルス性の咳には抗生物質は効果がありません。酸逆流が原因の場合は逆流抑制薬、喘息が関与している場合は気管支炎症を抑える薬やネブライザー治療が行われます。アレルギーや副鼻腔炎、鼻汁の後流が原因の場合は、抗アレルギー薬や抗炎症薬、鼻洗浄などで症状を軽減します。

留意点

習慣性咳嗽(心理的咳嗽)は夜間に減少することが多く、ストレスが原因とされています。簡単な咳止めの使用で改善が期待できる場合がありますが、根本的なストレス対策が重要です。

警告サイン

咳と同時に呼吸困難がある場合は肺炎の可能性があります。緑色の痰が出る、呼吸が苦しそうな場合は速やかに医師の診察を受けてください。また、頻繁な感染や脂っこい・悪臭のある便、成長不良が見られる場合は嚢胞性線維症の疑いがあり、早期の専門的診断が必要です。

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