子どもの膀胱逆流(尿管逆流)の原因・症状・診断・治療

膀胱逆流(尿管逆流)は、膀胱から尿が尿管を逆流し、腎臓へ戻ってしまう状態です。逆流が続くと頻繁な腎臓・尿路感染症を引き起こし、放置すると腎機能障害につながります。

原因

  • 一次性尿管逆流:膀胱と尿管の接合部にある弁の構造異常により、尿が逆流しやすくなります。多くは成長とともに自然に改善します。
  • 二次性尿管逆流:感染症や炎症などによる尿路の狭窄が原因で起こります。治療が必要です。

症状

  • 血尿、腹痛、発熱、排尿時の灼熱感、頻尿、背部・側腹部の痛みなど、尿路感染症と同様の症状が現れます。
  • 感染が腎臓に波及しないよう、抗生剤(例:バクトリム、セプトラ、プライムソル、フラダンチン、マクロビッド、マクロダンティン)で予防・治療が行われます。

乳児の症状

  • 嘔吐、食欲不振、下痢、成長不良、無気力など、典型的な尿路感染症とは異なるサインが見られます。

その他の指標

  • 尿中タンパク、夜間頻尿・遅漏、血圧上昇などが見られることがあります。重症例では腎不全に至る可能性があります。

胎児期の診断

  • 胎児超音波検査で腎盂拡張や腎臓内の腫脹が認められた場合、尿管逆流が疑われます。

一次性の場合は経過観察で自然に改善することが多いですが、症状が重い、腎機能に影響が出ている場合は、抗生剤投与や外科的手術が検討されます。早期発見と適切な管理が腎臓の健康を守る鍵です。

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