子どもの関節リウマチ(JRA)について
発症
北西大学小児科准教授のマイケル・ミラー医師によれば、関節リウマチは通常40歳以上に多いが、子どもでも発症することがある。小児関節リウマチ(JRA)は、乳幼児期に始まることもあり、遺伝的要因が関与している可能性も指摘されているが、確証はない。症状が進行すると、激しい疼痛や関節の炎症、組織の破壊を伴う慢性疾患となり得る。
症状
KidsHealth.orgをレビューしたリウマチ専門医アン・マリー・C・ブレスシア医師によると、JRAの初期症状は関節の痛みと腫れ、温感、こわばりが典型的である。最初は膝や手首の関節に限られることが多いが、徐々に手指、股関節、足首、足の関節へ広がることがある。炎症に伴い発熱や倦怠感、時に一過性の発疹が現れることもある。跛行や可動域制限も見られる。
全身性関節リウマチ
診断や治療が遅れると、JRAは関節以外の臓器にも影響を及ぼす。脾臓、心臓、リンパ節などが炎症を起こし、貧血、体重減少、慢性的な疲労感を伴うことがある。早期に症状を把握すれば、これらの重篤な合併症の発症を防げる。
診断
JRAの診断は、原因となる疾患の除外と症状の総合的評価に基づく。関節の痛み・腫れ・跛行が認められたら、血液検査、X線検査、その他のラボテストが行われる。まれに虹彩炎が認められ、眼科医が最初にJRAを疑うケースもある。
治療
JRAは全身に影響を及ぼすため、リウマチ専門医だけでなく、皮膚科、心臓病専門医、消化器科、呼吸器科など複数の専門医が連携して治療方針を決定する。薬物療法に加え、理学療法や作業療法が長期的な機能回復に重要である。
