朝の運動と夜の運動、どちらが効果的?メリットとデメリット徹底比較
忙しい現代人にとって、運動時間を確保するのは大変です。スケジュールに合わせて朝に、あるいは夜にトレーニングする人も多いでしょう。目的や体調、生活習慣によって、適した時間帯は異なります。本稿では、エネルギー供給、パフォーマンス、睡眠、空気質、遅発性筋肉痛(DOMS)という観点から、朝と夜の運動の特徴を比較します。
エネルギー
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運動には体内に蓄えられた糖質(グリコーゲン)が主なエネルギー源として使われます。朝食前の空腹状態でトレーニングすると、グリコーゲンが低い状態で運動することになり、脂肪燃焼が促進されやすいとされています。『Medicine and Science in Sports and Exercise』によると、空腹時に運動したアスリートは、食後に運動した場合よりも脂肪燃焼率が高いとの報告があります。
ただし、血糖値が低すぎるとめまいや動揺感を覚える人もいるため、ほとんどの人は運動の約1時間前に全粒穀物とタンパク質を少量摂取すると安心です。
パフォーマンス
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夜間に運動した場合、テストステロンや成長ホルモン(ソマトトロフィン)の分泌が高まりやすく、筋力が向上しやすいという研究があります(『Exercise and Sport Science』参照)。一方で、朝の方が神経系が活性化しやすく、モーター技能やテクニックの習得が早いという報告もあります。したがって、筋力アップを主目的とするなら夜、技術習得や反応速度を重視するなら朝が有利と考えられます。
睡眠
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就寝直前の激しい運動は交感神経を刺激し、体温を上昇させるため、入眠が妨げられることがあります。睡眠の質を保ちたい場合は、就寝の少なくとも3時間前までに運動を終えるようにしましょう。もし夜にトレーニングしたいが眠れないと感じたら、リラクゼーションヨガ(屍のポーズやリクライニングヒーロー)でクールダウンすると効果的です。
空気質
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喘息やアレルギー性鼻炎など、空気質に敏感な人は、朝の低温・高花粉の環境を避けた方が良い場合があります。特に昼間は大気汚染やスモッグが濃くなるため、屋内でのトレーニングを選択すれば、時間帯に左右されずに安全に運動できます。
遅発性筋肉痛(DOMS)
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運動後2~3日で現れる筋肉痛、いわゆるDOMSは、血中のクレアチンキナーゼ(CK)濃度と関連しています。『Exercise and Sport Science』の研究では、夜間に運動したグループは朝に運動したグループに比べてCKレベルが低く、結果として筋肉痛が軽減される傾向が報告されています。なぜ夜の方がCKが低くなるのかは未解明ですが、夜の運動が回復を助ける可能性があります。
