LHサージ(黄体形成ホルモン上昇)の特徴と見分け方

黄体形成ホルモン(LH)は下垂体から分泌され、卵巣の卵胞に刺激を与えて排卵を引き起こします。LHサージが起きると、体内ではいくつかの変化が連続して起こります。これらのサインを観察すれば、サージが起きたことを確認できます。

エストロゲン濃度の上昇

  • LHサージが起こるためにはエストロゲンが高い状態である必要があります。エストロゲンが上がると子宮内膜が厚くなり、頸部は粘液を分泌し始め、子宮頸部がわずかに開きます(John・Sheila Kippley『Natural Family Planning』)。

排卵

  • LHサージは排卵のシグナルです。多くの女性は自覚しませんが、LHが卵胞を破裂させ、卵子が放出されます。排卵後、エストロゲンの産生は急速に低下し、代わりにプロゲステロンが上昇して受精卵の着床準備が進みます。

基礎体温の変化

  • 排卵と同時にプロゲステロンが増加し、安静時の基礎体温が約0.4℃上昇します。この体温上昇は、体温を記録している女性だけが確認できるサインです。

頸管粘液の変化

  • エストロゲンが高まると頸管粘液が増加します。排卵の約7日前は粘液が少なく伸びにくいことがありますが、排卵が近づくにつれて粘液は伸びやすく、量も増えます。LHが放出される瞬間、粘液は卵白のように透明で伸びが良くなり、精子が子宮管へ移動しやすくなります(Kippley夫妻)。
  • 外陰部に粘液が見えない場合は、膣内を指で確認すると見つかります。粘液が少ないときはビタミンAの摂取が有効とされています(Marilyn Shannon『Fertility, Cycles and Nutrition』)。

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