閉経と強迫性障害(OCD)

重要性

『更年期の本』によれば、強迫性障害(OCD)は、理性では抑えられない反復的な行動(強迫)や考え(強迫観念)を特徴とします。エストロゲン濃度が上昇すると女性はOCDに罹りやすく、妊娠・月経・閉経の時期に症状が増加しやすいとされています。

識別

閉経に伴うエストロゲンの変動が原因で、制御できない強迫観念や強迫行動が現れることがあります。OCDと同時に見られることが多いのは、不安、うつ、PTSD、パニック発作、特定の社会恐怖(例:飛行機やエスカレーター、車の運転)などです。

タイプ

OCDは発症時期や症状の現れ方により複数のタイプに分類されます。特に幼少期に発症するタイプと成人期に発症するタイプは異なると考えられています。セロトニンは気分調節に関与し、OCDの発症・悪化に深く関わっているとされています。

影響

OCDは「理性では説得できない二歳児」のように、注意を要求し続けます。閉経期にこのような非合理的な症状が出ると、適切な治療がなければ対処が極めて困難です。特に閉経期の女性は同時にうつ状態を抱えることが多く、症状はさらに悪化します。

対策

OCDの治療法としては、薬物療法、認知行動療法(CBT)などの行動療法、そして極めて重症の場合は神経外科的手術があります。薬物療法では選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が主に用いられます。認知行動療法では、心理士がリラクゼーションや瞑想法を指導し、症状の軽減を図ります。

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