慢性子宮頸炎の治療法とは
子宮頸部炎(子宮頸炎)は、子宮頸部の組織が炎症を起こす状態です。多くは性感染症が原因で、放置すると不妊や妊娠継続障害などの長期的な健康問題を招くことがあります。急性の場合は抗生物質で十分に治療できますが、慢性化すると以下の3つの治療法が選択肢となります。
主な原因と症状
トリコモナス、淋菌、クラミジアといった性感染症が最も一般的な原因です。その他、ブドウ球菌、ヘルペスウイルス、レンサ球菌などでも発症します。主な症状は、灰色や黄色の膣分泌物、排尿時の痛み、性交時の痛み、そして出血や斑点が伴うことがあります。
慢性子宮頸炎とは
治療後も再発を繰り返す、あるいは長期間の治療が必要になる状態を指します。慢性化すると妊娠しにくくなるだけでなく、妊娠した場合は流産や早産のリスクが大幅に上昇します。また、出産時に新生児の視力障害や、生後数週間で重篤な感染症を引き起こす可能性もあります。
治療法
1. 電気焼灼(カタライズ)
電熱プローブで子宮頸部の炎症部位を焼灼し、感染細胞を除去します。かつては主流でしたが、近年は他の方法が普及したため使用頻度は低下しています。
2. 凍結療法(クライオサージェリー)
二酸化炭素や亜酸化窒素の極低温ガスを用いて、異常細胞を凍結・壊死させます。小型デバイスで膣内に挿入し、医師が操作します。焼灼に比べ痛みが少なく、操作性も高いのが特徴です。
3. レーザー手術
広範囲に炎症がある場合に最適とされる方法です。レーザー光で子宮頸部表面の異常組織を蒸散させます。手術時間はやや長く費用も高めですが、効果は非常に高いです。
以上の治療法はそれぞれメリット・デメリットがありますので、産婦人科医と相談し、症状や妊娠計画に合わせた最適な方法を選択してください。
