60歳以上の女性の閉経と健康への影響

閉経は、女性が年齢とともに卵子の排出が止まり、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン分泌が減少する自然な現象です。閉経が正式に確定するのは、最後の月経が終わってから12か月が経過した時点とされていますが、閉経前の数年間(更年期)にほてりや気分の変動といった症状が現れることが多いです。

閉経とは何か?

医学的に閉経は、最後の月経が起きた日を起点に、以後1年間月経が来ない状態を指します。更年期(perimenopause)は閉経前の期間で、ホルモンの変動に伴う症状が現れます。

閉経期のホルモン変化

エストロゲンとプロゲステロンの産生が不規則になることで、月経周期が乱れ、出血が少量になったり、逆に大量出血が続くことがあります。特に60歳以上の女性では、ホルモンの変動が顕著になり、体調の変化を感じやすくなります。

年齢と閉経の関係

閉経の開始年齢は個人差が大きく、30代で早期に訪れることもあれば、70代まで続くこともあります。更年期の症状は、最終月経の3〜5年前に始まることが一般的ですが、10〜15年前に兆候が現れるケースもあります。そのため、45歳で症状が出ても、実際の最終月経は60歳代になることがあります。

閉経を早める要因

子宮摘出術(子宮全摘)や化学療法・放射線療法などの医療処置は、ホルモンバランスを急速に変化させ、即時の閉経を引き起こすことがあります。また、乳がんなどのがん治療もホルモンに影響し、60歳を超えても月経が続いている女性に閉経をもたらすことがあります。

閉経後の健康リスク

エストロゲンは血管内のプラーク形成を抑える働きがあるため、閉経後は心血管疾患のリスクが高まります。また、骨密度の維持にカルシウムが重要で、閉経後は骨粗鬆症のリスクが増大します。特に60歳以降で閉経が遅れた女性は、体が老化している分、これらのリスク管理が重要です。

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