閉経と血圧
近年まで、医療専門家は女性は男性と同じ高血圧リスクがないと考えていましたが、現在はその考えが変わっています。メイヨークリニックのサンドヒャ・プルティ医師によれば、「閉経後は血圧が一般的に上昇する」とのことです。また、閉経後の女性は閉経前の女性に比べて高血圧のリスクが高く、ホルモンや生化学的変化が関与していると考えられます。
エストロゲンと閉経の関係
エストロゲンが高い状態の女性は、血管を柔軟に保ち血流を最適に保つため、高血圧リスクが低減されます。卵巣のエストロゲン産生が低下すると、この保護効果が失われます。
体重増加
閉経初期にはホルモン変動により体重が増加しやすく、閉経前後を通じて増加が続くことがあります。体重が増えると心臓が血液を送り出す負荷が増し、血圧が上がります。
ホルモン補充療法と高血圧
ホルモン補充療法(HRT)を受けている女性は、受けていない女性に比べ約25%高い確率で高血圧になると報告されています。
閉経期の血圧管理と食事
血圧をコントロールするためには、果物、野菜、全粒穀物を積極的に摂取し、アルコールは1日1杯以下に抑えることが重要です。また、食塩の使用を減らし、調理時の塩分も控えめにしましょう。
その他の生活習慣の改善
適正体重を維持し、喫煙している場合は禁煙しましょう。すでに運動習慣がある人は有酸素運動を増やし、運動習慣がない人は週3〜4回、1日30分程度のウォーキングから始めると良いです。時間が取れない場合は15分を2回に分けても構いません。血圧が依然として高い場合は、医師に相談し薬物療法を検討してください。
