更年期のほてり(ホットフラッシュ)と対策ガイド
更年期に起こる血管運動性のほてりや夜間の発汗(通称ホットフラッシュ)は、首や頭部を中心に汗と熱感が現れる症状です。閉経期の女性の50〜85%が経験し、軽度の不快感で済む人が多いものの、10〜15%は1時間ごとに大量の発汗や熱感に悩まされ、うつや不眠、不安を引き起こすことがあります。
発症期間
ほてりは多くの場合、出現後1〜2年で自然に軽減しますが、数年にわたって続くケースもあります。正確な原因は不明ですが、脳内の神経伝達物質の変化が関与していると考えられ、緊張や不安が症状を悪化させることがあります。
栄養による対策
- ビタミンE:1日2回、100〜400 IUを摂取すると緩和効果が期待できます。
- シトラス系バイオフラボノイド(ビタミンCを含む):1日4〜6回、200 mgずつ摂取すると効果的です。
大豆たんぱく質の効果
大豆たんぱく質は更年期症状、特にほてりの強さと持続時間を軽減します。1日50 mgの大豆製品を摂取するだけで効果が見込めます。大豆に含まれるフィトエストロゲンとイソフラボンはエストロゲンレベルを調整し、症状改善に寄与します。
同様のフィトエストロゲンは、アーモンド、ピーナッツ、オーツ、リンゴ、カシューナッツなどにも豊富に含まれています。
ブラックコホシュ
ブラックコホシュは更年期のほてり緩和に有効とされ、エストロゲン製剤と同等の効果が報告されています。一般的な用量は1日2回、1回2錠です。製品ごとの指示に従ってください。
その他のハーブ療法
以下のハーブもほてりの緩和に役立ちます。
- ビテックス(モンステラ)
- シベリア人参
- トウキ(当帰)
- ワイルドヤム
これらは健康食品店でチンキやサプリメントとして入手でき、効果を実感するには4〜6週間の継続摂取が必要です。
自然由来のプロゲステロン・エストロゲン
自然由来のプロゲステロンは過剰なエストロゲンを調整し、ほてりやその他の更年期症状を軽減します。
エストロゲン補充療法は、エストロゲン低下が原因の場合に最も効果的です。合成エストロゲンでも、自然エストロゲンでも、適切な医師の指導のもとで使用すれば高い改善率が期待できます。
