プロゲステロン単独避妊法の種類
プロゲステロンだけを使用した避妊方法には、経口薬(ミニピル)、子宮内避妊具(IUD)、注射があります。エストロゲンを含む製品が合わない女性に適しています。
ミニピル
- プロゲステロンのみを含む経口避妊薬で、代表的なブランドはNora‑BEやMicronorです。
- 1サイクルで28錠を毎日服用し、休薬期間はありません。服用が終わったらすぐに次のパックへ移ります。
- 1年以内の妊娠率は約0.5%(200人に1人)です。
子宮内避妊具(IUD)
- 子宮内に挿入して妊娠を防ぐ装置です。銅製IUDは銅が避妊作用を持ち、ホルモン系IUDはプロゲステロンをコーティングしたもの(例:Mirena)です。
- 避妊効果は約99%で、5年まで長期間使用できるタイプもあります。
注射
- プロゲステロンを注射で投与する方法で、1か月または3か月ごとに投与します。代表的な製品はDepo‑Provera(3か月に1回)です。
- 効果は約99%で、子宮がんのリスク低減にもつながります。
- 産後6週間以降、医師の許可があれば使用可能です。授乳中でも安全に使用できます。
考慮すべき点
- ミニピルは併用ピルに比べ効果がやや低く、月経外出血が起こりやすいです。
- IUDは自然に子宮から外れることがあるため、月経後に糸が触れないか確認が必要です。糸が触れない場合は妊娠の可能性があります。
- 注射は針を使用するため、針が苦手な方は他の方法を検討してください。
注意事項
- ミニピルは喫煙者(35歳以上)で脳卒中や血栓のリスクが上がります。また、子宮外妊娠のリスクもやや増加します。
- IUD使用中に妊娠した場合、胎児に影響を及ぼす可能性があります。糸が触れないと感じたら速やかに医師へ相談してください。
- これらの避妊法はHIVや性感染症からは保護できません。
- 注射は不規則出血や軽い月経、高血圧、片頭痛、乳がん既往歴がある方には適さない場合があります。
