パップスミアを再検査する必要がある理由
多くの成人女性は年に一度、パップスミア(子宮頸部細胞診)を受けます。この検査はがんなどの疾患を示す細胞の異常を調べるものです。検査で細胞に変化が見られた場合、医師は何らかの問題の可能性を疑います。異常細胞が見つかる原因はさまざまで、再度パップスミアを実施する必要が生じます。
異常扁平上皮細胞(ASC)
扁平上皮細胞に異常が認められることがありますが、必ずしも深刻ではありません。感染症やヒトパピローマウイルス(HPV)によるものが多く、再検査で感染性か前がん性かを判断します。
異常腺細胞(AGC)
粘液を産生する腺細胞の異常は、子宮頸がんリスクが高まる可能性があります。再検査に加えて、コルポスコピーや生検など追加の検査が必要になることがあります。
低度扁平上皮内病変(LSIL)
低度病変は主にHPV感染や性器いぼと関連しています。再検査で感染の有無を確認し、場合によっては経過観察が行われます。高度病変(HSIL)は前がんとみなされ、同様の結果が続くとより積極的な治療が検討されます。
扁平上皮がん細胞
がん細胞が検出された場合、膣・子宮頸部・子宮などの女性生殖器にがんがある可能性が高いです。医師はすぐに再検査を指示し、追加の検査や治療方針の説明を行います。
炎症・角化過剰
炎症や乾燥した角化細胞が認められたときも、感染の有無を確認するために再検査が行われることがあります。ただし、状況によっては即時に治療を開始することもあります。
検査のタイミング
再検査はすぐに行う場合もあれば、数か月様子を見る場合もあります。非がん性の異常が続く場合、正常が2回連続で出るまで半年ごとに検査を繰り返すことがあります。
