月経サイクル

妊娠可能な女性は、毎月体が妊娠に備えるための月経サイクルを持ちます。サイクルは通常21〜35日で、平均は28日です。サイクル開始時にエストロゲンが上昇し、子宮内膜が厚くなります。同時に卵巣で卵子が成熟し、サイクル中頃に排卵が起こります。受精すれば受精卵は子宮壁に着床し妊娠が始まりますが、受精しなければ子宮内膜が剥がれ、月経出血となります。月経は一般的に3〜5日続きます。初潮は8歳から16歳の間に起こりますが、平均は12歳です。

月経の不規則性

すべての女性が規則的な月経を経験するわけではありません。無月経(月経が止まる)や、月経を飛ばす、間月経がある、過多出血などさまざまです。これらの症状は基礎疾患が隠れていることもあるため、必ず医師に相談してください。

一般的な月経症状

出血は月経の主な症状ですが、腹部の膨満感や痙攣、乳房の圧痛、頭痛、イライラ、気分の不安定、倦怠感、食欲の変化なども報告されています。重度の症状は月経前症候群(PMS)と呼ばれます。

月経前症候群(PMS)

メイヨークリニックによると、女性の約75%がPMSを経験します。症状は月経開始の数日前に現れ、疲労感、イライラ、気分変動、不安、うつ、睡眠障害、乳房の圧痛、特定の食べ物への欲求などがあります。頭痛、膨満感、にきび、筋肉痛、下痢や便秘を伴うこともあります。

月経前不快症候群(PMDD)

PMDDはPMSの最も重症な形で、女性の約10%が罹患します。月経の約1週間前に症状が始まり、月経開始後数日で緩和します。主な症状は不安、うつ、イライラ、倦怠感、頭痛、筋関節痛、乳房の圧痛、睡眠障害(不眠または過眠)、食欲の増減です。治療法としては抗うつ薬、抗炎症薬、ホルモン調整のための経口避妊薬が用いられます。

月経時の痙攣(月経痛)

月経痛の程度は人それぞれです。痛みがほとんどない人もいれば、鈍い痛みや、学校や仕事に支障をきたすほどの激しい痛みを感じる人もいます。痛みは下腹部から背中、太ももへ放散し、嘔吐、下痢、めまい、発汗を伴うこともあります。メイヨークリニックによれば、年齢とともに、出産後に症状は軽減することが多いです。治療には非ステロイド性抗炎症薬や、痙攣軽減効果のある経口避妊薬が有効です。