異常なパップスミアとは何か

18歳以上で性行為をしているすべての女性は、年に一度の子宮頸がん検診(パップスミア)を受けるべきです。パップスミアはがんや細胞異常を早期に発見するスクリーニングで、検査後すぐに結果が分かります。結果が「正常」の場合は子宮頸部の細胞に異常が認められなかったことを示し、「異常」の場合は何らかの異常が見つかったことを意味しますが、必ずしもがんであるとは限りません。

異常なパップスミア

異常結果の原因はさまざまで、最も多いのは感染や炎症です。酵母感染、性行為による刺激、ヘルペス、膣用製品、トリコモナス感染などが挙げられます。多くの場合、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染、いわゆる性器いぼが原因です。がんが原因になることもありますが、頻度は低いです。

パップスミアの分類

パップスミアは以下のように分類されます。

  • クラス1:正常。治療は不要です。
  • クラス2:非典型(感染や炎症が原因の可能性)。再検査やコルポスコピーが推奨されます。
  • クラス3:低度異形成(前がん状態)。コルポスコピーで詳しく評価し、必要に応じて治療を検討します。
  • クラス4:高度異形成。コルポスコピーに加え、円錐切除術(コーンバイオプシー)が行われることがあります。
  • クラス5:がん。コルポスコピーでがんの進行度を確認し、適切な治療方針を決定します。

コルポスコピー

コルポスコピーは、パップスミアで異常が見つかった場合に行う検査です。子宮頸部を拡大して観察し、異常部位を特定します。検査は通常15分以内で終了し、痛みはほとんどありません。医師は頸部に酢酸やヨウ素液を塗布し、光が通りにくい部分を観察します。

妊娠中の異常パップスミア

妊娠中でも異常なパップスミアの結果はあり得ます。コルポスコピーは妊娠中でも実施できますが、治療を伴う手技は出産まで延期されます。異常があっても胎児に直接的な危険はなく、出産後に子宮頸部の異常細胞は自然に排除されることが多いです。

正常なパップスミアを得るためのポイント

正確で正常な結果を得るための注意点は以下の通りです。

  • 検査前日の性交渉は控える。
  • 検査の3日前までに膣内洗浄(ドゥッシング)や局所用クリーム・薬剤の使用は避ける。
  • 月経開始日から約2週間後に検査を予約すると、結果が安定しやすい。

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