ロラタジンと肝機能
歴史
ロラタジンは1980年代に開発された第2世代の抗ヒスタミン薬です。特許は1981年8月にシェアリング・プラウ社に付与され、眠気を引き起こさない点が強調されました。実は、同社は1960年代から非鎮静性抗ヒスタミン薬の研究を続けていたとされています。
使用目的
ロラタジンは花粉症(アレルギー性鼻炎)や蕁麻疹などの皮膚アレルギーのかゆみを和らげ、鼻水・結膜炎・くしゃみといった症状も軽減します。錠剤、カプセル、シロップの形で経口投与されます。
副作用
稀にめまい、呼吸困難、発疹、かゆみ、顔・舌・喉の腫れなどが報告されています。
肝障害とロラタジン
米国『Annals of Internal Medicine』に掲載された報告では、ロラタジン服用中に重篤な肝障害を起こした例が報告されています。1例は同時にケトコナゾール(Nizoral)を服用しており、肝移植が必要となりましたが、薬剤間相互作用が原因かは不明です。その他2例でも肝機能障害が確認され、ロラタジンが壊死性炎症性肝疾患を引き起こす可能性が示唆されています。
注意点
服用前に必ず医師に相談してください。特に肝臓や腎臓に既往症がある方は注意が必要です。また、シメチジン(Tagamet)、エリスロマイシン(Ery-Tab)、ケトコナゾール(Nizoral)などとの相互作用が報告されています。
