耳鼻咽喉科とアレルギー

ENTの歴史

アメリカ耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会によれば、耳鼻咽喉科は米国で最も古い医学専門分野です。気管切開術は紀元前3600年にさかのぼり、19世紀初頭に米国で本格的に発展しました。1858年、ジェイコブ・ダ・シルバ・ソリス=コーエン博士が喉頭鏡を導入し、分野の大きな飛躍をもたらしました。20世紀初頭に設立された耳鼻咽喉科アカデミーは、現在は米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会として知られています。

過去200年間、創造的な医師たちと技術の進歩により、さまざまな診断・治療機器や手技が開発されました。

ENT医師になるまでのキャリアパス

ENT専門医になるには、学部4年、医大4年、専門研修5年の計約15年が必要です。研修修了後は米国耳鼻咽喉科認定試験に合格しなければなりません。

ENTは7つのサブスペシャリティに分かれます。小児耳鼻咽喉科、耳科・神経耳科(耳・平衡感覚・耳鳴り)、アレルギー科、顔面形成・再建外科、頭頸部喉頭科、鼻科(鼻)などです。

ENT医師とアレルギー専門医の連携

米国内の公私立医療機関では、ENT医師がアレルギー専門医と協働することが一般的です。アレルギー専門医は診断・薬物療法は行いますが手術はできません。一方、ENT医師は目に直接影響するアレルギーは扱わず、主に耳・鼻・喉に関わります。両者の領域が重なるため、アレルギー患者はENTとアレルギー専門医の両方が在籍する診療所を選ぶと安心です。

アレルギーとは

アレルゲンは身の回りに至る所に存在し、代表的なものはナッツ、カビ、花粉、ダニ、動物のフケ、昆虫、特定の薬剤などです。症状は軽度のくしゃみや鼻水から、重度の喘鳴やアナフィラキシーまで多様で、放置すると生活の質が低下します。市販薬や処方薬で対処でき、主な治療法は抗ヒスタミン薬、去痰薬、点鼻薬、点眼薬、ロイコトリエン拮抗薬(シングレア)およびアレルギー免疫療法(アレルギーショット)です。

アレルギー予防のポイント

最も確実な予防法はアレルゲンを完全に避けることです。米国喘息・アレルギー財団が提案する家庭・職場・学校での対策として、こまめな掃除、花粉が多い時間帯の外出回避、湿度管理によるカビ抑制、寝室からペットを排除することなどがあります。

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