大腿動脈から血液を採取する方法
大腿動脈(鼠径部)から血液を採取することは、手首の橈骨動脈や肘の上腕動脈に比べて一般的ではありませんが、IVラインや透析などの理由で最適な部位となることがあります。動脈血採取は特殊な技術と器具が必要です。本稿では、基本的な手順と必要な備品を段階的に紹介します。
必要なもの
- 区分された採血トレイ
- 血液採取用チューブ
- 様々なゲージの採血針
- 針ホルダー/アダプター
- アルコール綿棒
- 綿またはガーゼ
- 粘着絆創膏
- 外科用テープ
- 手袋(ラテックスまたはビニール)
- 使い捨ての温熱パッド(携帯型)
- 鋭利物廃棄容器
- 検査台
手順
手袋を着用し、患者に検査台に仰向けで横になるよう指示します。採血トレイに必要な備品を配置します。
患者に脚をできるだけ広げてもらい、大腿動脈の位置を確認します。必要に応じて、携帯型温熱パッドで採血部位を軽く温めます。
アルコール綿棒で採血部位を十分に消毒し、乾燥させます。その間に新しい針、針ホルダー、アダプターを取り出し、採血装置を組み立てます。
針を大腿動脈に慎重に刺入し、血液の採取を開始します。患者には通常通り呼吸するよう指示します。
チューブが満杯になったら、針を抜く際にガーゼまたは綿を当てます。その後、数分間しっかりと圧迫止血します。
止血が確認できたら、外科用テープでガーゼや絆創膏を固定します。患者には24時間程度、重いものを持ち上げる・激しい運動をしないよう指示します。
使用済みの針は鋭利物廃棄容器に入れ、採血チューブにラベルを貼って検査室へ持ち帰ります。
