採血技師に必要な認定資格とは?

歴史

1978年、全米採血協会(National Phlebotomy Association, NPA)が採血技師向けの全国認定基準を初めて策定しました。以降、American Society of Phlebotomy Technicians(ASPT)やAmerican Society for Clinical Pathology(ASCP)など、複数の団体が認定制度を提供しています。多くの採血職では認定は必須ではありませんが、取得しておくと雇用主に対するアピールポイントになり、業界の最新情報にもアクセスしやすくなります。

教育要件

主要な認定機関はすべて、初回認定試験を受験するための教育要件を設けています。

  • NPA:160時間以上の授業と、200時間分の採血実習(実際の静脈穿刺)を修了すること。
  • ASPT・ASCP:認定された採血トレーニングプログラムを卒業し、最低100件の成功した静脈穿刺記録が必要です。

実務経験による資格取得

NPAは教育要件に加えて、1年以上の実務経験(ボランティア経験も可)を求めます。

ASPT と ASCP は、実務経験が1年以上ある場合、教育要件を免除します。

考慮すべき点

カリフォルニア州とルイジアナ州を除き、米国全体で採血技師の認定は任意です。ただし、採血は医療分野への入り口として人気が高く、競争が激しいため、認定を取得しておくと「教育・経験が一定基準を満たしている」ことを証明でき、雇用機会が広がります。中には応募条件として認定取得を必須とする施設もあります。

州ごとの認定制度

カリフォルニア州とルイジアナ州だけが独自の認定要件を設けています。

  • カリフォルニア州:高校卒業(または同等の学歴)+最低20時間の採血教育、25件以上の成功した静脈穿刺を実施し、州に登録することで「Limited Phlebotomy Technician」資格が取得できます。
  • ルイジアナ州:20時間以上の採血教育、100件以上の成功した静脈穿刺、25件以上の毛細血管採血を完了し、全国認定機関のいずれかで認定を受け、州に登録する必要があります。

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