CTスキャンの歴史
CTスキャン(コンピュータ断層撮影)は、X線とコンピュータ支援撮影を組み合わせ、臓器・骨・軟部組織・血管を3次元で可視化する技術です。1970年代以降、侵襲的な探査手術の代替として広く利用されています。
発明者
- アラン・コーマックとゴッドフリー・ハウンズフィールドは、脳スキャン用の最初の臨床CT装置を開発し、1979年に生理学・医学賞(ノーベル賞)を受賞しました。
- 1975年11月、ジョージタウン大学のロバート・レドリー教授が全身CTスキャンの特許を取得しました。
第1世代CTスキャン
- 患者の頭部をゴム膜に押し付け、液体で満たした箱の中に入れて撮影しました。箱は1度ずつ回転し、細いX線ビームと単一検出器が5〜6分かけてデータを収集しました。
第2世代CTスキャン
- 20本以上の細いビームと検出器を使用し、呼吸を止めた状態での撮影が可能になり、画像品質が大幅に向上しました。
第3世代CTスキャン
- X線ビームをファン形に拡げ、患者全幅を一度に照射。250本以上の検出器がX線管と連動して回転し、5秒未満で全身スキャンを完了しました。
第4世代CTスキャン
- 1976年には、固定された大型検出器リングを使用し、X線管だけが患者の周囲を回転することで、1秒以内の撮影が実現しました。
最新のCTスキャン
- 現在の装置は、0.3秒程度でスキャンを完了できる高速化が進んでいます。
