理学療法士の役割に関する誤解
理学療法士は、学士号または修士号を取得し、国家資格を有する専門家です。痛みや外傷、疾病などによる運動障害の改善を目的に、評価・診断・運動指導・機器療法など多様な手法を組み合わせて治療を行います。しかし、理学療法士の役割については誤解が多く見られます。
マッサージと理学療法の違い
マッサージは理学療法の一部に過ぎません。多くの人がマッサージと理学療法を同一視しますが、理学療法士はマッサージだけでなく、評価・診断・運動指導・物理療法などを総合的に行います。
フィットネス指導者ではない
理学療法士は単なるフィットネスコーチではありません。健康増進や運動指導は行いますが、主な目的は機能回復と障害の予防です。
対象はアスリートだけではない
スポーツ選手やスポーツ障害の患者だけが対象だと考えがちですが、老人、幼児、慢性疾患を抱える方など、幅広い年齢層と症例に対応します。
運動療法だけが全てではない
運動だけでなく、徒手療法、電気・超音波などの物理療法、装具やテーピングなど多様な手段を組み合わせて治療します。
薬の処方はできない
1982年に『Physical Therapy Journal』に掲載された高校生への調査では、24%が理学療法士が薬を処方できると誤解していました。実際には薬の処方権はありません。
