フロリダ州の低所得子ども世帯向け保険ガイド
はじめに
健康保険の費用は、日々の生活費に苦しむ低所得世帯にとって大きな負担となります。Families USA の報告によれば、2007〜2008 年の間にフロリダ州の 65 歳未満の住民の 38%以上が何らかの時点で保険未加入でした。メディケイドと CHIP(子ども医療保険プログラム)は低所得世帯に一定の救済を提供し、将来的な連邦税額控除がすべての住民に保険を手頃にすることを目指しています。
メディケイド (Medicaid)
フロリダ州のメディケイドは、フロリダ子ども・家族局(Florida Department of Children and Families)と福祉局の二つの部門が管理しています。子どもを持つ低所得世帯は、まず同局に相談し、給付対象かどうかを確認します。申請時に現金資産が 2,000 ドル以下で、世帯収入が連邦貧困線の 100%以下であることが条件です。貧困線を超える世帯でも、収入が連邦貧困線の 133%以下であれば 1 歳から 5 歳までの子どもをメディケイドに加入させられます。1 歳未満の乳児は、収入上限が 200%に拡大されます。
CHIP(KidCare)
フロリダ州の子ども医療保険プログラム(CHIP)は「KidCare」という名称で運営されています。メディケイドの収入基準を満たさない子どもは、KidCare に加入でき、月額保険料は多くの世帯で平均 15〜20 ドルです。サービス利用時に少額の自己負担金がかかりますが、包括的な保障が受けられます。KidCare の収入上限は、メディケイド未加入の 19 歳未満の子ども全員に対して連邦貧困線の 200%です。
保険の内容
フロリダ州メディケイドは、緊急搬送、診断検査、医師診療など連邦が定める全ての給付項目を提供します。加えて、州は処方薬カバーやホスピスケアなど追加の給付も行っています。メディケイドおよび KidCare に加入した子どもは、成人と同等の保障に加え、小児医療、定期予防接種、包括的な歯科治療も受けられます。
留意点
2010 年 3 月に施行された医療保険改革(ACA)に伴い、フロリダ州は連邦から 100 万ドルの助成金を受け取り、州独自の保険取引所(exchange)設置の準備を進めました。保険取引所は 2014 年 1 月 1 日以降に民間の手頃な保険プランを提供し、団体保険やメディケイドに加入できない低・中所得世帯は、取引所でプランを購入し、連邦税額控除を受けて月額保険料の負担を軽減できます。税額控除は世帯収入が連邦貧困線の 400%までの家庭が対象です。
