健康貯蓄口座(HSA)の仕組みと活用法

健康貯蓄口座(Health Savings Account、HSA)は、医療費の自己負担を抑えつつ、将来の医療費や老後資金を自分で貯めることができる制度です。拠出金は税制上の優遇が受けられ、使わなくても税金が軽減されます。さらに、65歳以降は退職後の資産として活用することも可能です。

仕組み

  • HSAは高額自己負担型保険(HDHP)と組み合わせて利用する口座です。本人や雇用主が拠出し、医療費の自己負担分を支払う際に使用します。口座は米国国税庁(IRS)に認められた受託者(銀行、保険会社など)が管理します。65歳未満で医療以外の支出に引き出すと、20%の早期引き出しペナルティが課されます。

自己負担額(デダクタブル)

  • 対象となる保険はIRSが定める「高額自己負担型保険」である必要があります。2011年時点の基準では、個人は年額最低1,200ドル、家族は2,400ドルが必要です。また、年間の自己負担上限は個人5,950ドル、家族11,900ドルです。

税制上のメリット

  • 拠出金は全額税控除の対象となり、雇用主が拠出した金額も課税所得に含まれません。医療費や処方薬、保険料に使用すれば引き出し時にも課税されません。口座内で得た利息や配当も非課税です。

老後資金としての活用

  • 65歳になると、医療費以外の目的でも引き出しが可能になります。ただし、医療以外に使用した場合は通常の所得税が課されます。退職後にHSAを資産として活用したい場合は、ミューチュアルファンドなどリスクの高い投資商品に運用する選択肢もあります。

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