メディケイドの支出(スピンドダウン)とは何か?
メディケイドは、低所得の個人や家族に医療保険を提供します。所得がメディケイドの上限を超えている場合でも「スピンドダウン(支出減額)」制度を利用すれば、一定期間医療費を自己負担し、その分が所得から差し引かれることで保険適用になることがあります。各州が所得・資産の基準や必要書類を定めており、対象者は地元の保健福祉局などで申請します。
概要
- 月々の所得がメディケイドの基準を超えている場合、医療費の支出を所得から差し引くことができ、差し引いた後の所得が基準以下になると保険が適用されます。適用の判定は州ごとに月単位、半年単位、またはそれ以上の期間で行われます。受診前に医療機関がメディケイドを受け入れるか確認してください。
対象者と要件
- 多くの州で、子ども、障害者、高齢者、妊婦などにスピンドダウンが用意されています。州によっては、低所得の健常成人や子どもの世話をする成人介護者も対象です。申請時は領収書や医療費の明細、収入証明を提出し、処方薬や医療機器、OTC医薬品、交通費などが所得の算定に利用されます。高額な治療や処方は事前承認が必要な場合があります。
メディケイドとメディケアの併用
- メディケア受給者でも、所得が連邦貧困線の100〜200%以下であればメディケイドのスピンドダウン対象となります。対象になると、メディケアの保険料やコペイ、コインシュアランス、メディケアがカバーしない医療費の一部または全額をメディケイドが負担します。州によっては資産基準も設けられています。
長期介護の場合
- 施設介護や在宅医療が必要な人は、スピンドダウンと資産の移転(例:適格信託や配偶者への譲渡)によりメディケイドの受給資格を得られることがあります。ただし、資産移転は州・連邦法で制限され、申請の60か月前までさかのぼって調査され、違反があれば罰則が科されます。市場価値以下での売却や無償譲渡は調査対象です。
