MassHealth(マスヘルス)ガイドライン:マサチューセッツ州公的保険制度の概要
MassHealthはマサチューセッツ州在住者を対象とした、州が支援する医療保険プログラムです。2006年のマサチューセッツ医療改革法に基づき設立され、州民全員が保険に加入することが義務付けられています。職業、収入、健康状態、年齢などに関わらず、保険の加入が拒否されることはありません。
目的
MassHealthの主な目的は、低所得層および中所得層の住民に質の高い医療を手頃な価格で提供することです。連邦のメディケイド(Medicaid)と子ども健康保険プログラム(CHIP)を統合し、包括的な保障を実現しています。
対象者
対象はマサチューセッツ州在住者に限られ、州・連邦の貧困基準に基づいて判定されます。主な対象は以下の通りです。
- 子どもとその保護者
- 小規模事業の従業員
- 失業者、妊産婦、障害者、高齢者
- 精神疾患患者、HIV感染者、がん患者など長期ケアが必要な人
資金と監督
MassHealthはマサチューセッツ州の保健福祉局(Executive Office of Health and Human Services)の管轄下にあります。プログラム費用の半分は連邦政府が負担し、残りは州政府が賄っています。年間予算は約90億ドルです。
統計
ボストン・ヘラルドが2009年10月に報じたところによると、2008年5月の加入者は約117.4万人、2009年8月には125.19万人に増加しました。この成長により、他州や連邦レベルでの公的医療制度の検討材料となっています。
批判と課題
批判者は、加入者数の増加に対し資金が不足しており、財政的な破綻が懸念されると指摘しています。また、費用が高くつく「Fee‑for‑Service」方式よりも、管理された医療(Managed Care)への移行が必要だと主張しています。
