医療費は税金控除の対象になるか?

一定の割合を超える医療費は、所得税の控除対象となります。控除の可否は、勤務形態や受診した医療行為の内容、さらに勤務先が提供する健康保険制度の有無などによって異なります。

控除対象となる基準額

医療費が調整後総所得(AGI)の7.5%を超えた場合、その超過分が控除できます。対象となるのは本人、配偶者、法定扶養親族の医療費です。調整後総所得は、米国の1040フォームの第37行に記載される金額で、給与・利子・家賃収入などすべての所得を合計し、IRA拠出金や引越費、扶養料などの特定項目を差し引いたものです。

控除対象となる費用

  • 診療費、歯科治療費、診断・治療にかかる費用
  • 医療保険料(本人・配偶者・扶養親族分)
  • 精神疾患の治療費
  • 糖尿病や肥満などの疾患治療を目的とした減量プログラムの費用
  • 処方薬の購入費
  • 自宅で使用する医療機器、一次使用の消耗品、診断用機器などの実費

詳しい対象項目はIRS Topic 502をご参照ください。

控除対象外の費用

  • 美容整形などの審美目的の手術費用
  • 葬儀・埋葬費用(扶養親族であっても対象外)
  • 処方箋なしの市販薬、健康増進プログラム、ニコチンガムやパッチなどの非処方品

また、医療費の総額を算出する際には、保険金の給付や医療機関からの払い戻し金額は差し引く必要があります。

自営業者の場合

自営業者は、所得が黒字の年に限り、医療費を所得から控除できます。控除対象となる保険料は本人・配偶者・扶養親族分です。給与所得者として保険に加入していた期間の保険料は、雇用主が提供する健康保険に加入していた間は控除できません。

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